ミルク色の記録

やったこと、やってみたこと

MOBILE CREW NIIGATA 2019に行ってきた

10月11日に行われたMOBILE CREW NIIGATA 2019に行ってきた。

www.mobilecrew.jp

参加までの経緯

Twitterで流れてきて開催を知って、最初は「モバイルアプリ系かー」と思っていたけど、後々上がってきたトークセッション見てたら、アプリアーキテクチャ概論とか、地方IT企業の戦略を広げる技術選択とか、PWA×SPAとか、いくつか興味あったので参加を決めた。

とりあえず個人で申し込んでいたら会社の方から「業務で行っていいよ」と言われたけど、個人的な都合と、あとちょっとした想いみたいなのもあったりなかったりで、今回は個人参加のままにした。

当日の雰囲気とか会場

平日の有料イベントで新潟で人集まるのかな...と内心思っていたが、結構参加者いっぱいいて驚いた。県外から来ている方もいたみたいだし、学生さんとか、なんか若い人多かった(オッサン感)。

当日の朝までしっかり確認していなかったけど、会場が駅直結なのでアクセス良かった。

ヤスダヨーグルトとか雪室珈琲のサービスは地方色出てておもしろかった。

セッションの感想

フラーとANDROIDアプリの共創ヒストリー

「アプリやWebを作ることが目的ではない。」という良い話から始まって、花火アプリのオフライン化でFirestoreの機能をうまく使っているなという印象。

東京で働くことと新潟との違いのところで出てきた「東京の学生はずるい」は同感。

新しい技術で最小でやりたいことを実現できないかを模索してやっていく姿勢が良かった。

LIVEDATA WITH DATABINDING実用レポート

AndroidJetpackから始まって、DataBindingやLiveData、ViewModelとかの話。 Android知識ほとんど無いマンなので、良さそうなの色々あるのねーという印象だった。

アプリアーキテクチャ概論

アーキテクチャが勝手に決まることはなく、チーム・組織やドメインなどの背景・要因から最適なアーキテクチャを選定するという大事なお話。

技術的変化を随時取り入れていき、停滞して追従を困難にさせない「ジャンプ台を作らない」という表現が良かった。

迷ったら標準的手法を選ぶの大事。

地方IT企業の戦略を広げる技術選択としてのREACT NATIVE

B2B2Bの特性か、エンドユーザーが使っているスマートフォンがなんなのかわからない(使っている本人がわかっていない)ケースがあり、 AndroidiOSでUIが同じ見た目であることに価値があったという経験談が納得感高かった。

人を集め難い地方で少ない人数でどのようにクロスプラットフォーム開発をやっていくかという説得力のある話だった。

考察 : モバイルエンジニアの機械学習との付き合い方

モデルを使おう!という話w。

iOSのCreate ML、Core MLがめっちゃ簡単ですごく便利。Playgrounds(だったっけ?)でちょろっとコード書いたらモデル生成のためのUI出てきて、教師データ食わせて作れるのがすげー。

業務的なことで機械学習まわり調べたことがあって、あやふやな理解のまま画像集めてなにやらpythonのコード組み合わせて作ったことあったけど、導入がこれだけ楽だといいなーと思った。

簡易なものであれば簡単にモデルを作れるし、作ったor既存のモデルを使って機能を作ってく時代がきた感じ。

決定論から確率論での結果取得に頭切り替える必要がありそう。

WEBベースでアプリライクなUI/UXが実現できる「PWA×SPA」という選択肢

3文字用語多すぎWeb世界を簡潔に整理した話。

PWAに夢を抱いているマンなのにLighthouseやAppscopeとか知らんかった。なので、セッションのあとで以前作ったPWAなやつの採点こっそりやって見てた。

SPAは独学で業務・趣味ともにゴリゴリやってきてたけど、App Shellモデルというのは知らんかった。

INTEGRATE YOUR APP TO MODERN WORLD

SwiftUI良さそうなのにiOS 13からしか使えない、でも備えていくにはどうするかというお話。

小さいコンポーネントにしてちょっとずつ移行できるようにする、SwiftUIを意識したUIKitでのコード・設計。

iOS知識もほとんど無いマンなのだけど、なるほどうまいという印象だった。

長岡花火を支える技術

長岡花火アプリの舞台裏的な、Firebaseへのデータ反映をBitriseやGithubを組み合わせた運用でやってたという話。

トーク後に出た、「スプレッドシートにしてGoogle App Scriptでもできたのでは?」という良質問の回答で、 CSV形式でGithubにあげて、プルリクエストでレビューしたうえでBitrise経由で反映するためで、 レビューを入れることに重点を置いたというのが納得感があった。

管理画面の実装に重きを置くわけにはいかないので、組み合わせで実現するが、レビューをいれて品質を上げるやりかたはすごくうまい。

トークセッション テーマ1:アプリ開発者のキャリアプラン & テーマ2:モバイルアプリ開発の技術選択

前半首都圏の話と後半地方の話みたいな印象。メモ取らずに聴き入ってたがいい話で面白かった。

全体を通して

技術カンファレンスって首都圏とかの開催ばっかで(福岡とか元気なところもあるけど)、参加するとなると一大決心、ホテルを決めて、新幹線決めて頑張って朝一でGo!みたいな感じなので、常々「首都圏は良いよな...」と思ってた。正直なところ、東京の学生だけでなくて、社会人も羨ましかった(新潟にいたいから住んでるんだけど)。

そんな中で新潟で参加できるカンファレンスとういことで、本当にありがたかった。

運営の三社さんは新潟の中でも(隣の芝感抜きにしても)元気ある感じで、新潟にある会社っぽくないなーと思ってたけど、そんな会社さんだから実現できたのかなと思いつつ、実現・運営にあたってはただの参加者だった自分には想像できない大変さとかあったと思うので、本当に感謝の気持ちしかない。

個人的なこと

欲を言ってしまうと、もっとWebの話も聴ける機会があるといいなって思った。

自分はAndroidの人でもなければiOSの人でもなく、一応Webの人なつもりだったのだけど、最近はめっきりシェルスクリプトPythonC++しか書いてなくて、Raspberry PIやESP32でなんだかんだみたいなことしかしていない。けど、やっぱりGoogle Mapに衝撃を受けてからずっとWebが好きなんだよなーと途中のセッションでGoogle Mapのことがでてきて改めて思った。とりあえずPWAの分野は完全に自分の理想なので、たとえ業務でできなくてももっと勉強していきたい。

あと、会場の椅子に座ってたら結構すぐに腰が痛くなってしまい、セッション終わる毎に会場でてストレッチしてた。まじで「これが老化か...?」と思った。もっと筋肉つけないと...。

最後に

運営の皆様、スピーカーの皆様ありがとうございました。